国立感染症研究所のインフルエンザ・肺炎死亡者数を見ると、
全国21大都市で、2019年の48週目(昨年11/25-12/1)から
すでに毎週500人ほどの死者が出続けていたので驚いた。
月曜はじまりの私の手帳で確認すると、
2020年12月30日~1月5日の週から
2月24日~2月29日の週まででも、
大体毎週400~450人の死者。
3月以降も毎週300人程度の死者が出ていたようだ。
「インフルエンザで毎年1万人が亡くなっている」
という言葉はこの3カ月でずっと聞いていたし、
自分も使い続けていたが、実際に
「毎週400~500人が亡くなっていた」というグラフを
見ると、けっこうな衝撃だ。
しかも、この数字は、あらかじめ感染研で想定されている
ベースライン(緑の線)の前後に収まっているのだから、
過去のインフルエンザ関連死者数などから算出して、
「今年もこのぐらいは予想されていた」ということになる。
インフルエンザを甘く見ていた自分が恥ずかしい。
でもいつもまったく気にしたことがなかった!
感染してめちゃくちゃ高熱にうなされたこともあったのに、
そのさなかに毎週400~500人が亡くなっていることなんて
考えたことも注目したこともなかった!
インフルエンザの脅威にさらされる高齢者のことを毎年全然
考えてなくて、私って優しくなかったなあ。
でも毎年手厚く報道されたこともなかったしなあ……。
そして、2月から現在まで、死者数557名に抑えられてきている
新型コロナで、なぜいま自粛要請が出ているのか、ますます
わからなくなった。自粛は不要だろう。
ちなみにインフルエンザは大体毎年、11月半ばにシーズンが
始まって、3月ごろに急激に終息して
「ハイ、また来年11月に~!」である。
感染研は、シーズンごとに報告書を出しているようなので、
今シーズンの報告書も公表されたらしっかり読んでおこうと
思った。
「ウェザーニュース」より東京都のインフルエンザ流行予想
https://weathernews.jp/s/topics/201912/260065/